●城福東京、08年から09年へ (2008年回顧 後編)
(前編から続く)
4 「内容はともかく」それなりに結果を残した冬
上位争い生き残りをかけ、チームもファンも気合十分で臨んだ第30節鹿島戦。東京は長友・大竹コンビのマジカルな活躍(笑)などで会心の勝利を収める。鹿島が東京の勢いをいなさずに向かってきてくれたおかげで白熱した撃ち合いとなり、これはこれで東京らしい試合だったとも言えるだろう。春の多摩川クラシコとは違う意義を持った「秋のベストゲーム」というか。ともあれ、リーグ上位が空前の混戦となっていたため、これで希望がつながった。
その後はアウェイでガンバに勝ち、神戸と引き分けて優勝争いこそ脱落したものの、ホーム最後の新潟戦を辛勝して最終節までACL出場権を争い続けた。この時期は春のような快いパスサッカーが陰を潜めた感はあったものの、途中加入した鈴木達のフィットや守備の安定もあり、個々の能力をきちんと生かしつつ手堅く勝つ形が多く見られた。「Moving」はどうした、というツッコミはともかく、結果重視のスタイルで成果を出したということになるだろうか。
リーグ最終戦のフクアリではどえらいものを見てしまったような気もするが、まああれは犬に噛まれたとでも思って(笑)忘れよう。ある意味、大変に貴重な経験だった。
